org-download
org-downloadの使い方について調べたのでメモ。 downloadという名前が若干ややこしく感じるが、ローカル画像をインサートする際の便利機能としても使える。
- 動作環境
GNU Emacs 30.0.91 (build 1, aarch64-apple-darwin23.6.0, NS appkit-2487.70 Version 14.6.1 (Build 23G93)) of 2024-10-16
ドラッグ&ドロップ
まずドラッグ&ドロップだが、私の環境では正常に動作しない。 Emacs29で本体に導入されたドラッグ&ドロップ機能と競合してるのが原因のようだ。
org-download-image-dir はorg-downloadでダウンロードした画像の保存先として指定されているが、
ドラッグ&ドロップ時にはこの設定が使われず、カレントフォルダ内のdataフォルダに画像が保存されてしまう。
あと、これは私の環境の問題かもしれないが、挿入されるインライン画像のパスがずれてしまう。
コマンド
以下のコマンドを使用することで、画像ファイルを保存し、インライン画像として挿入できる。
画像の保存先は org-download-image-dir で指定したフォルダになる。
org-download-image
このコマンドを実行すると、ミニバッファに入力したURLの画像がダウンロードされ、挿入される。
org-download-clipboard
クリップボードにコピーした画像を挿入する。
このコマンドを使う場合、MacOSでは pngpaste のインストールが必要となる。
brew install pngpasteorg-download-yank
kill-ringに保存されたURLまたはファイルパスの画像をダウンロードして挿入する。
Diredでファイルパスを取得するには、 0 w コマンドを使用する。
org-download-screenshot
このコマンドを実行すると、スクリーンショットを取得するためのアプリケーションが起動し、
OSのカーソルがスクリーンショットの範囲選択に切り替わる。
取得したスクリーンショットは、指定した場所に挿入される。
デフォルトではスクリーンショットのアプリケーションが gnome-screenshot になっており
MacOS用に設定を変更する必要があった。
(setq org-download-screenshot-method "screencapture -i %s")